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日本上陸,iPhoneの衝撃

第1回 発売1年,欧米に見る初代iPhoneの本当の実績

2008/07/09 ITpro

著者:林 信行=ITジャーナリスト

 ついに2008年7月11日,日本でiPhoneの販売が始まる。欧米の携帯電話業界やユーザーに大きな衝撃を与えてきたiPhoneが日本に上陸するのだ。

 ニュースは突然やってきた。ソフトバンクは6月4日,同社のWebサイトに,「この度,ソフトバンクモバイル株式会社は,今年中に日本国内において『iPhone』を発売することにつきまして,アップル社と契約を締結したことを発表いたします」という簡単なプレスリリースを掲載した(関連記事)。その発表の約1週間後,サンフランシスコで開催されたアップルの世界開発者会議「Worldwide Developers Conference」(WWDC)で,「iPhone 3G」が正式発表された(関連記事)。

 日本でのiPhone発売の必須条件だった3G(第3世代携帯電話)への対応は予想通りだが,発表の詳細は驚きの連続だった。

 例えば,これまでとは180度方針転換して,販売奨励金を採用して製品価格を大胆に引き下げたこと。7月11日にまずは22カ国で販売を開始し,その後,2008年中に70カ国にまで展開すること。企業向けにも注力して,フォーチュン500の企業のうち35%での試験運用の実績を上げたことなどだ。

写真1●WWDCの講演で引用されたニューヨーク・タイムズ紙デビッド・ポーグ記者の言葉
写真1●WWDCの講演で引用されたニューヨーク・タイムズ紙デビッド・ポーグ記者の言葉
「あなたは第3番目となるメジャー・コンピュータプラットフォームの誕生を目の当たりにしている。Windows,Mac OS X,そしてiPhone」。
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 2007年1月にアップルのスティーブ・ジョブズCEOは,「アップルは電話を再発明する」と言って初代iPhoneを発表したが,今回の「iPhone 3G」の発表の本質を一番端的に表しているのは,米ニューヨーク・タイムズ紙のデビッド・ポーグ記者が記事に記したこの言葉だろう。「あなたは3番目となるメジャー・コンピュータプラットフォームの誕生を目撃しようとしている。Windows,Mac OS X,そしてiPhone」(写真1)。

 さらにiPhone 3Gでは,iPhoneのアプリケーションが充実したのも大きな特徴だ。WWDCでスティーブ・ジョブズCEOは,1時間45分の講演中,11社12アプリケーションの紹介に30分も費やした。セガやAP通信,米イーベイ,MLB(米国大リーグ)といったメジャーな会社から,新興の米ループト,スペインのディジタル・レジェンズ・エンターテインメントなど幅広い企業が登場。ゲームから位置情報連動型SNS,医療画像のソリューションまで幅広いジャンルのアプリケーションが紹介された。これらのアプリケーションの多くが,無料または月額課金なし,買い切り型の9.99ドル(約1000円)で提供されるのも驚きの一部だろう。

 この連載ではこれから3回にわたって,日本に上陸する「iPhone 3G」の底力を紹介しながら,これからの我々のライフスタイルや携帯電話業界にどのような影響を与えるか考察してみたい。第1回の今回はまず,2007年6月29日の発売から1年でiPhoneが,ライフスタイルをどう変えたか,欧米の状況を中心に紹介していこう。

人々の暮らしぶりを変えた初代iPhone

 筆者はよくサンフランシスコを訪問するが,その際に友人の家に泊めてもらうことが多い。この友人,以前は夕食が終わると,2階の書斎にこもって仕事をしていることが多かった。だが,最近は食事が終わった後も,ダイニングやリビングにいる時間が長い。なぜだろうとよく観察してみたら,iPhoneを使っているのだ。

 ダイニングでコーヒーを飲みながら下を向いていると思ったらiPhoneでメールをチェックし,リビングのソファに腰掛けて何かを読んでいると思ったらiPhoneでニュース・サイトを巡回している。

 日本の携帯電話の中にも,パソコン用のWebページを閲覧できるフルブラウザを搭載していたり,パソコンの電子メールを扱えたりする機種がある。しかし,携帯電話のフルブラウザを常用している人はどれくらいいるだろうか。パソコンがある自宅でも使うという人はさらに少ないだろう。機能があるということと,それを使うということは,実は別の次元の問題だ。

 iPhoneには,フルブラウザ対応携帯電話になかった使いやすさがある。「Safari」と書かれたアイコンをタップすると,即座にWebページが全体像を見渡せる形で縮小表示され,読みたい場所をチョンチョンと2回タップすると,段組みの幅に合わせてすーっとズームをしてくれる(写真2)。たまに「パソコンよりも見やすい」と評する人がいるのは,大げさだとしても,多くの人が「これなら十分使える」と実感しているのは確かだ。

写真2●iPhoneはWebページ上の段組みを認識し,段幅に合わせてズーム
写真2●iPhoneはWebページ上の段組みを認識し,段幅に合わせてズーム
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