Q Windows以外の自動更新は?

A ソフトによってまちまちです

 Windows Updateを実行していても(自動更新を有効にしていても),マイクロソフト以外の製品の脆弱(ぜいじゃく)性は修正されません。脆弱性を悪用する攻撃やウイルスからパソコンを守るには,インストールされているソフトウエアすべての脆弱性をふさいでおく必要があります。

 現在では,新しい更新(アップデート)が公開されると,その旨を通知したり,更新をインストールしたりする機能を備えるソフトが増えています。例えば, Webブラウザーの「Firefox」や「Opera」,オフィスソフトならジャストシステムの「一太郎」やアドビシステムズの「Adobe Reader」などに備わっています。新しい更新が通知されたら,すぐに適用するようにしましょう。

図P●JVN iPedia で検索
図P●JVN iPedia で検索
情報処理推進機構(IPA)が運営する「JVN iPedia」(http://jvndb.jvn.jp/)では製品名やキーワードで過去の脆弱性を検索できる。「一太郎」で検索すると6件の脆弱性が見つかった。ID欄のリンクをクリックすると対策などを表示

 とはいえ,こういった機能を備えているソフトばかりではないので注意が必要です。開発者やメーカーのWebサイトをチェックして,更新があるようなら自分でダウンロードおよびインストールする必要があるソフトも少なくありません。そういったソフトの脆弱性チェックには,「JVN iPedia」などが便利です(図P)。利用しているソフト名で定期的に検索して,新しい脆弱性が見つかり次第,更新を適用しましょう。