Windowsが備える更新機能には,Windows Update以外に「Microsoft Update」と呼ばれるものがある(図11)。Windows UpdateがWindows関連の更新プログラムだけを適用するのに対して,Microsoft Updateでは,Microsoft Office製品など,Windows以外のマイクロソフト製品の更新も適用できる(図12)。

図11,図12,図13●Microsoft UpdateならOffice 製品も更新できる
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 初期設定ではWindows Updateに設定されているので,Microsoft Updateの利用には,図11のように,ユーザーがMicrosoft Updateに明示的にアクセスする必要がある。一度でもアクセスすれば,それ以降はMicrosoft Updateが使われるようになる。自動更新の際もMicrosoft Updateになる(図13)。Microsoft UpdateはWindows Updateを包含した機能なので,ぜひ設定変更しておきたい。なお本記事では以下,両者を合わせて「Windows Update」と総称する。

 Windows Updateサイトにアクセスすると,「高速」と「カスタム」の2つが表示される(図14)。「高速」を選択すると,自動更新で配布されるものと同じ更新プログラムをダウンロードおよびインストールできる。自動更新で提供されないプログラムについては,「カスタム」を選択した後,ページ左の「追加選択」をクリックして適宜追加する(図15)。

図14,図15●「高速」は自動更新と同じ,オプションは「カスタム」で
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