運営●米Twitter
URL●http://twitter.com/

●パブリック・タイムラインのページ
●パブリック・タイムラインのページ

 Twitter(ツイッター)は,ユーザーが「今していること」を手短に書くためのブログ・サービスです。「手短に」というのがTwitterの最大の特徴で,Twitterへの書き込みには「1回に(1バイト文字で)140字まで」という字数制限があります。書き込み画面は,ただ“What are you doing?(今なにしてる?)”という質問に答える形式になっています。

 ブログを作っても,まとまった文章を継続的に書き込むのは容易ではありません。Twitterが人気を集めているのは,「今していること」をただ書き込めばよいという気軽さがあるからです。従来のブログと区別して「ミニ・ブログ」とも呼ばれています。

 Twitterにユーザー登録をすると,“http://twitter.com/ユーザー名/”というURLのページが自動的に作成され,自分の投稿(update=更新)はすべてそのページで参照できるようになります。加えて,Twitterには任意のユーザーを友だち(Friend)として登録する機能があります。登録した友だち全員の書き込みはTwitter内の自分のホームページにまとめて表示され,自分の友だちが「今していること」を好き勝手に発言している様子を見ることができます。

 “public timeline(パブリック・タイムライン)”というページでは,ユーザー全員の最新の書き込みを見ることができます。ただし,友だちとして登録したユーザーにしか投稿を見せないように設定を変えることも可能です。

●シンプルそのものの書き込み画面
●シンプルそのものの書き込み画面

 ホームページには,Friendsと並んでFollowersという項目もあります。Followerは,自分を登録して,投稿を読んでいるユーザーのことです。主に知り合い同士のコミュニケーションに利用していれば,FriendとFollowerはほぼ同数になります。実際には,Followerのほうが圧倒的に多いユーザーも少なくなく,興味を持ったユーザーは気軽に友だちとして登録し,書き込みを見守って楽しむ人がたくさんいます。

 他のWebツールと連携させることもできます。Twitterへの最新の投稿をブログなどに埋め込んでリアルタイムで見られるようにする「バッジ」が Twitter社から提供されているほか,任意のプログラムからTwitterの機能を利用するWeb APIも公開されています。

 このWeb APIを使って,Twitterの読み書きを自動化するプログラムやサービスが,いろいろなユーザーの手で作られています。例えば,自分のブログの要約を Twitterに自動的に投稿できるデスクトップ・アプリケーション型の投稿ツールなどがあります。