日本通信 福田 尚久 常務取締役 日本通信 福田 尚久 常務取締役

 「モバイル市場は成熟したといわれるが、本当の戦いはこれから。市場をけん引する主役は、法人顧客に直接の販売ルートを持ち、ニーズにきめ細かく対応できるソリューションプロバイダしかない」。こう語るのは日本通信の福田尚久常務取締役だ。

 携帯電話やPHSのMVNO(仮想移動通信事業者)事業を手掛けてきた日本通信は、2008年3月以降に複数のSIerやNIerと相次いで販売パートナー契約を締結。企業の業務システムとモバイル通信を組み合わせたソリューション提供を支援していく。

 「従来のモバイル市場は、携帯電話会社を頂点に端末メーカーや販売代理店が連なるピラミッド型のビジネス構造だった。だがメーカーも代理店もとう汰が進んでいる。本当にうるおったのは携帯電話会社だけ。ピラミッド構造はもはや崩壊しており、当社にとっては大きなチャンスだ」と福田常務は意気込む。
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