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体験「ホームU」,課題も見えたドコモの本格FMCサービス
さらに無線LAN経由のIP電話(050番号)としても利用でき,ホームUユーザー向けの通話が無料,ホームU以外への通話も通常より3割ほど割安になる。 これまで企業向けに限定して提供してきた無線LANデュアル端末を家庭向けに展開し,コンシューマにも本格的なFMC(fixed mobile convergence)サービスを広げようとする意欲的なサービスと言える。いち早くサービスを試す機会を得たので,実際のサービスの様子などをお届けしよう。 設定は専用ソフトで簡単に終了,PPPoEアカウントは自動入力ホームUを利用するには,まずは家庭の無線LANルーターをセットアップする必要がある。無線QoS(WMM)に対応した無線LANルーターが必要で,ドコモのWebページでは10機種以上が動作確認機種として報告されている。今回はその中からバッファローのIEEE 802.11b/g対応の「AirStation WHR-G」を利用した。 利用するブロードバンド回線としては,マルチセッションに対応したアクセス回線が必要になる。ホームUを利用する無線LANルーターは,NTTドコモの携帯電話網とPPPoEを使って常時接続する必要があるため,マルチセッションに対応したアクセス回線でないと他の機器でインターネットが利用できなくなってしまうからだ。 現時点でマルチセッションに対応したブロードバンド回線は,NTT東西のBフレッツやフレッツ・ADSL,NTT西日本のフレッツ・光プレミアムに限られる。今回は自宅で加入しているNTT東日本のBフレッツ マンション・タイプを利用した。なおアッカ・ネットワークスのADSLサービスも今後,マルチセッション対応となり,ホームUの利用を可能にする計画という(関連記事)。
まずはN906iLの待ち受け画面にあるショートカットから,ホームU設定サイトへアクセス。ドコモの携帯電話網へ接続するためのアカウントを端末に取得する。続いて無線LANルーターに接続したパソコンから専用ソフトを起動し,表示されるウィザード形式に従ってパソコンとN906iLをUSBケーブルで接続。これによってドコモの携帯電話網に接続するためのアカウントをN906iLから取得し,ルーターに自動設定される仕組みだ。またN906iLと無線LANルーターを接続するための無線LAN設定も自動的に終わる。 実際にどんな設定が施されたのかを無線LANルーターの設定画面で確認してみると,PPPoEの接続先No.2としてドコモのプロバイダ・サービスである「mopera」のドメインを持ったアカウントが追加されていた。ホームUを利用するためのmoperaのアカウントは,N906iLから接続するホームU設定サイトでも確認可能だ。既に無線LANルーターの扱いに慣れたユーザーなら,専用ソフトを利用しなくても設定ができるだろう。 NTTドコモによると,PPPoEを使ってドコモ網と接続した上で,N906iLとドコモ網間でIPsecによるVPN通信を行っているという。認証には携帯電話のUSIMを利用する。「iモード・サイト上には金融系サービスも多数含まれる。無線LAN経由で強固なセキュリティを担保する必要があった」と,NTTドコモ プロダクト&サービス本部 ユビキタスサービス部の澤井浩一IPサービス企画担当部長は語る。 iモード・メニューの表示の速さに驚きさて実際のホームUの感想だが,まず驚いたのがiモード・サイトへのアクセスの速さだ。2台のN906iLを用いてiモードのメニュー・サイトへのアクセス速度を比較してみたが,FOMA経由では「iモード通信開始」というダイアログが表示され約6秒ほどでメニューが表示されるところ,無線LAN経由ではボタンを押したら瞬時にメニューが現れた(動画)。
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