コマンドプロンプトには,タイピングを簡略化するための入力補完機能があります。例えば,
cd c:\windows[Enter]
として,Windowsディレクトリに移動します。この状態でTABキーを押します。すると入力欄にはC:\Windowsにあるファイル(またはディレクトリ)がASCIIソートされた順番で一つずつ表示されます。TABキーを押すたびに次のファイルに進みます。Shift+TABキーを押すとASCIIソートとの逆順でファイル名が入力欄に出ます。
例えば,入力欄にaと1文字だけ入力した状態でTABキーを押すと,aで始まるファイル名を順番に表示します。javacなどのコンパイル時にも,
javac a[TAB]
とすると,javacの部分は消えずにa以降の部分で補完が行われます。
補完にはワイルドカードも利用できます。*.exeと入力しておいてTABキーを押せば,拡張子exeのファイルのみ表示できます。また,a*.exeとすればaから始まるexeファイルだけが順番に出てきます。