Windowsでプログラミングをするときに,これだけは知っておきたいTipsや設定を集めました。これらの知識は,プログラムを作るとき,実行するとき,トラブルを解決するときにどうしても必要になります。きっちり覚えておきましょう。なお,ここで紹介するWindowsは,基本的に「Windows XP」を指します。「Windows 2000」「Windows Vista」など他のバージョンでは使えない場合があります。

 コマンドプロンプトには,タイピングを簡略化するための入力補完機能があります。例えば,

cd c:\windows[Enter]

として,Windowsディレクトリに移動します。この状態でTABキーを押します。すると入力欄にはC:\Windowsにあるファイル(またはディレクトリ)がASCIIソートされた順番で一つずつ表示されます。TABキーを押すたびに次のファイルに進みます。Shift+TABキーを押すとASCIIソートとの逆順でファイル名が入力欄に出ます。

 例えば,入力欄にaと1文字だけ入力した状態でTABキーを押すと,aで始まるファイル名を順番に表示します。javacなどのコンパイル時にも,

javac a[TAB]

とすると,javacの部分は消えずにa以降の部分で補完が行われます。

 補完にはワイルドカードも利用できます。*.exeと入力しておいてTABキーを押せば,拡張子exeのファイルのみ表示できます。また,a*.exeとすればaから始まるexeファイルだけが順番に出てきます。