コマンドプロンプトで入力したコマンドは,その履歴がヒストリ・バッファに残ります。同じコマンドを再度実行したい場合には,再入力することなく,ヒストリから取り出して容易に実行できます。
図7●コマンドの履歴で記録できる数は,プロパティのバッファ・サイズで変更できる |
ヒストリは矢印キーの上下で取り出すことができます。↑キーを押すごとに古くに入力したものにさかのぼります。Javaのコンパイル時,RubyやPerlなどのスクリプトのデバッグ時などに,ソースを触ってはコンパイル,実行…を繰り返すといった場合にヒストリは便利です。矢印で出てきた履歴は編集することも可能です。
記録できる履歴はデフォルトで50です。この記録可能数はコマンドプロンプトのプロパティの「バッファサイズ」で変更できます(図7)。「重複する古い履歴を削除」にチェックを入れておくと,コンパイルの繰り返しなどで無駄に履歴を消費しません。なお履歴はコマンドプロンプト一つずつが個別に管理しています。したがって二つ以上のコマンドプロンプトを開いている場合,Aのプロンプトでの入力履歴は,Bのプロンプトでは使えません。