「仮想化ソフト」の改良が進むと同時に,CPUをはじめとするハードウエアの性能が向上し、サーバーの仮想化を利用しやすくなってきた。これから仮想化に取り組もうとする企業や技術者は、仮想化ソフトを使って検証してみるとよいだろう。ただし、「仮想化」ならでのシステム設計・運用上の留意点もある。基本的なポイントを押さえた上で「仮想化」の適用法を考えてみてほしい。仮想サーバーには多くのメリットがある半面、“仮想化ゆえの考慮点”がある。仮想化システムをうまく構築するには、「性能」「信頼性」「ライセンス」などの面でポイントを押さえることが基本である。

第1回 仮想化特有の性能問題を押さえる 

第2回 仮想サーバーの信頼性を高める