Windowsでプログラミングをするときに,これだけは知っておきたいTipsや設定を集めました。これらの知識は,プログラムを作るとき,実行するとき,トラブルを解決するときにどうしても必要になります。きっちり覚えておきましょう。なお,ここで紹介するWindowsは,基本的に「Windows XP」を指します。「Windows 2000」「Windows Vista」など他のバージョンでは使えない場合があります。

図2●「登録されている拡張子は表示しない」のチェックを外す
図2●「登録されている拡張子は表示しない」のチェックを外す

 Windowsのデフォルトは「登録されている拡張子は表示しない」になっています。この設定はプログラマには非常にやっかいです。例えば,既存のソース・ファイルを.bakという拡張子を付けてバックアップしたくても,デフォルトの設定では拡張子を編集できません。また,C++の開発環境がインストールされている場合に,例えばtest(.cpp)というソース・ファイルを作ったとします(.cppは表示されません)。右クリックメニューの「名前の変更」でファイル名を変更して“.bak”を付けると,実際にはtest.bak.cppになってしまいます(.cppは見えませんが,アイコンが変化しないので拡張子は.cppのままであることがわかります)。

 Tips1で紹介したフォルダ・オプションで「登録されている拡張子は表示しない」のチェックを外すと(図2),すべてのファイルの拡張子が表示されます。