Windowsでプログラミングをするときに,これだけは知っておきたいTipsや設定を集めました。これらの知識は,プログラムを作るとき,実行するとき,トラブルを解決するときにどうしても必要になります。きっちり覚えておきましょう。なお,ここで紹介するWindowsは,基本的に「Windows XP」を指します。「Windows 2000」「Windows Vista」など他のバージョンでは使えない場合があります。

図1●フォルダ・オプションでシステム・フォルダの内容を表示するように設定
図1●フォルダ・オプションでシステム・フォルダの内容を表示するように設定

 Windowsをインストールしたデフォルト状態では,エクスプローラ(マイコンピュータ)でC:\Windows(システム・フォルダ)を開こうとしても「ファイルは表示されていません」という警告画面が出ます。この画面の「このフォルダの内容を表示する」というリンクをクリックすると内容を閲覧できます。しかし,プログラマはシステム・フォルダの内容を確認することが多いので,この画面をスキップする設定にしてしまったほうが便利です。

 エクスプローラの[ツール]-[フォルダオプション]でフォルダオプション・ダイアログを出し,[表示]タブで「システムフォルダの内容を表示する」にチェックを入れます。スクロールした一番下にある「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない(推奨)」のチェックも外しておくといいでしょう(図1)。あわせて「ファイルとフォルダの表示」のところで「すべてのファイルとフォルダを表示する」ラジオボタンも選択しておきます。これで隠しファイル,システム・ファイルを含めて,実際にハードディスクにあるすべてのファイルがエクスプローラから確認できるようになります。