コマンドプロンプトを起動すると,通常,プロンプト(カーソルより前の部分)は次のように表示されます。
C:\Document and Settings\○○>
図5●コマンドプロンプトの開始フォルダは「作業フォルダ」を編集することで変更できる |
○○の部分は,Windowsに登録されているユーザー名になります。コマンドプロンプトではいろいろなコマンドを実行しますが,そういった操作の際に,この開始フォルダで何かをするということはほとんどありません。
スタートメニューから[アクセサリ]-[コマンドプロンプト]とたどって,コマンドプロンプトを右クリックし[プロパティ]でダイアログを開きます。「作業フォルダ」のところには「%HOMEDRIVE%%HOMEPATH%」と書かれているはずです(図5)。%でくくられている部分は環境変数またはシステムで別定義されている値と置き換えられます。これによってC:\Document and Settings\○○になっていたわけです。
例えば,コマンドプロンプトを常に「c:\foo」で起動したい場合は,ここにC:\fooと記述します。これで,次回以降コマンドプロンプトを起動したときの開始ディレクトリはC:\fooになります。