セキュリティ製品 トレンドマイクロが4連覇を達成

 セキュリティ製品では、トレンドマイクロが4連覇を達成した。2位も日本CAで変わらず、3位のマカフィーと4位のシマンテックが前回と入れ替わった。

 総合では首位のトレンドマイクロだが、支援に関する項目は2位にとどまった。満足度を高めるために、同社は、Webサイトを通じて登録のあった2000 社のパートナー企業の活性化を進める。具体的には、地方でセミナーなどを開催して、顔の見える支援体制の実現を目指す。さらに、2008年春頃にパートナー制度を刷新。売上規模やパートナー企業の得意分野、人的リソースの規模などを反映した制度に改める。

 支援に関する項目が1位だったのは日本CA。同社の製品はセキュリティポリシーの設定が欠かせず、他社製品に比べて営業や導入のハードルが高い。このため2007年は、研修の実施頻度を高めるなど支援体制を手厚くしたことが奏功したようだ。

 3位のマカフィーは、東名阪地区で四半期ごとにパートナー向けセミナーを開催したり、プリセールス担当者を10人以上増員したりしたことが、順位の向上につながったようだ。4位のシマンテックは、支援に関する項目や「納期対応」「情報提供」の満足度が他社より低かった。パートナー向けWebサイトが認知されていない、Webサイトの情報が完全には日本語化されていないといった点が影響したようだ。


評価項目別の満足度と各項目ごとの重要度ランキング
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取引メーカーに対するロイヤルティ
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