古いパソコンを処分する方法として、もう一つ有効なのが中古ショップに買い取ってもらう方法だ。個人向け中古買い取り・販売大手のソフマップを例に、買い取りの手順を紹介しよう(図13)。

【中古ショップで買い取ってもらう】
図13 ソフマップはWebサイトで上限額の検索が可能。買い取りは店舗へ持ち込み、または郵送で<br><span class="cap_kakudai">[画像のクリックで拡大表示]</span>

 まずは、買い取ってもらいたい機器の買い取り上限価格をWebサイトで調べる。売却を決めたら、ソフマップ店舗内の買い取りコーナーに持参。動作チェックや査定をしてもらう。査定結果に納得すれば、その場で買い取り完了。近くに店舗がない場合は有料となるが、店舗に郵送したり、査定員に自宅に来てもらって買い取ってもらうこともできる。

 高額で買い取ってもらえるのは、2年以内に発売された製品だが、それより前の製品でも思わぬ高値が付くことがある。また、Webサイトで検索できない機種でも買い取り可能な場合があるので、買い取り窓口に電話やメールで相談しよう。

 また、ソフマップの一部店舗では持ち込み限定で、どんなに古いパソコンでもソフマップポイント100ポイント(現金換算100円分)で買い取ってくれるサービスを実施している。回収料金を払って廃棄するしかないとあきらめていた機器も持ち込んでみるといい。

周辺機器は売るしかない

 ここまでパソコンの処分を中心に説明してきたが、周辺機器の処分はどうすればいいのだろうか。特に、プリンターやデジタルカメラ、無線LANルーターなどは、機器の買い替えに伴って、古い機種を処分することがある。

 これらの周辺機器はゴミとして捨てるしかないのが現状だ。さもなければ中古ショップに持ち込むしかない。

 ただ、購入してもらえるのは液晶ディスプレイやデジタルカメラなど一部の製品。プリンターや通信機器は1世代前までの新しい機種でないと買い取ってもらうのは難しい。

 なお、中古ショップに買い取ってもらう場合も、HDDのデータを消去するのは不可欠。できれば、消去ソフトで消去しておきたい。ただし、工場出荷時の状態に戻すためのリカバリーデータがHDDに入っている場合、それまで消さないように気を付けよう。また、内蔵メモリーがあるデジタルカメラはメモリーをフォーマットし、通信機器は工場出荷状態に戻しておく。