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「携帯フィルタリング」の波紋

【第4章】地方の若者を救うケータイ

佐野 正弘 2008/05/07 日経トレンディネット

 携帯電話は全国どこでも利用できるツールであることから、その利用者は言うまでもなく都市部だけにとどまらない。実は、地方の若者の方がケータイ・コミュニティを積極的に利用しており、彼らにとって非常に重要な役割を果たす存在となっている、ということはご存じだろうか?

ケータイ・コミュニティを積極利用しているのは地方ユーザー

 実際に、地方の若者がケータイを積極的に利用していることを示す事例をいくつか挙げてみよう。

 まずは、現在でもPCユーザーからの支持が強いmixiと、PCから携帯電話ユーザー向けにかじを切って急成長したGREE、そして日本全体の人口分布を比べた表を見てほしい。これを見れば分かると思うが、mixiのユーザーは関東(首都圏)が4割を超えるなど、かなりの偏りが見られるのに対し、GREEのユーザーは日本の人口分布に比較的近い割合を示している。

●mixiとGREEのユーザー地域分布比較
地域 日本の人口 mixi GREE
北海道・東北 12.0% 7.6% 16.0%
関東 32.0% 44.3% 35.0%
中部 17.0% 13.4% 14.0%
近畿 18.0% 17.4% 15.0%
中国・四国 9.0% 5.7% 6.9%
九州・沖縄 12.0% 7.8% 12.0%
その他 0.0% 3.6% 0.0%
※日本の人口は平成17年度の国勢調査の人口数を元に計算。中部には甲信越・北陸の地域を含む
※mixiは2007年12月31日時点での会員全体の属性。関東は「首都圏」の値、「甲信越・北陸」は中部に含める
※GREEは2008年2月29日、ユーザー数400万人到達のプレスリリースより抜粋

 筆者がいくつかのコンテンツプロバイダーにヒアリングしたところ、そのほとんどから「ほぼ人口分布に沿った比率」という回答が返ってきた。中には前略プロフィールのように「首都圏の利用者が80%を占める」という例外もあるが、多くのケータイ・コミュニティが全国的に均等な形で利用されているというのは、PCと大きく状況が異なるということが理解できるだろう。

 そしてもう一つ、モバゲータウンのサークル(コミュニティ)内にある「地元の友達」カテゴリを、地域別のサブカテゴリごとにカウントしたものを表にまとめてみた。これを見ると、最もサークル数が多いのは「関東」であることに間違いない。だが驚くべきはその次からで、2位が「北海道・東北」、3位が「九州・沖縄」となっているのである。人口的に考えると関東に続くはずの「近畿」「中部」が後塵を拝しているのだ。

●モバゲータウンの「地元の友達」サークルカテゴリにおける地域別サークル数(2008年3月31日現在)
地域 サークル数
北海道・東北 15150
関東 18259
中部 11689
近畿 11408
中国 5112
四国 3452
九州・沖縄 15069

 ちなみに、モバゲータウンと同様のサービスを提供する他のサービスでも調査してみたが、やはり傾向は同じであった。また、一部のケータイSNSにて提供されているタウン情報系のコンテンツにおいても、首都圏での書き込みは人口の割に多くないのに対し、地方都市の書き込みは非常に充実しているという傾向を見ることができた。

 こうした結果から見えてくることは、携帯サイトの世界においては、地方に住んでいるユーザーが積極的にコミュニティを利用し、情報発信を行っているということだ。テレビや雑誌、PCのインターネットでは首都圏を中心とした情報が主となっているが、ケータイはむしろ地方のユーザーが牽引役になっているといえよう。

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