開発●チェンジビジョン
URL●http://jude.change-vision.com/jude-web/index.html

実に様々なソフトウエアが無料で利用できるようになっています。そこで,主に「ソフトウエアを作る環境を楽しくするお役立ちフリーソフト」を集めて,1日1本のペースでご紹介します。

 「JUDE/Community」は無料で使えるUMLモデリング・ツールです。チェンジビジョンが販売している「JUDE/Professional」の機能制限版という位置付けです。UML 1.4が定めている各図の作成に対応しており,作成した図からJavaソースコードのひな型を出力したり,既存のJavaファイルを読み込んで,クラス情報を取得したりできます。

 作成した図は,独自形式で保存できるほか,PNG,JPEGといった形式に変換して保存することも可能です。2006年6月に登場したバージョン3.0からは「JUDE API」という機能を搭載しました。これは,JUDEのモデル要素にプログラムからアクセスするためのプログラミング・インタフェースです。バージョン3.2ではAPIを拡張し,アクティビティ図やシーケンス図へのアクセスが新たに可能になりました。

 ちなみに,現在チェンジビジョンでは次バージョンとなる「JUDE/Community 5.0」の開発を進めており,Webサイトで公開しています。5.0では,ファイルの排他制御機能が加わる予定です。あるユーザーが開いているファイルをほかのユーザーが開こうとすると,読み込み専用モードで開くようになります。

 JUDE/Communityは無料なので,日本のJavaプログラマの間でかなり普及しています。このソフトでアプリケーション設計を始めませんか。

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