開発●米VMware
URL●http://www.vmware.com/ja/

実に様々なソフトウエアが無料で利用できるようになっています。そこで,主に「ソフトウエアを作る環境を楽しくするお役立ちフリーソフト」を集めて,1日1本のペースでご紹介します。

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 「VMware Player」は,WindowsやLinuxといったOSの上で,仮想的なパソコンの環境を実現するソフトです。あらかじめ用意されているVMware用の仮想マシンのディスク・イメージを読み込むことで,仮想マシン環境を実現できます。米VMwareが提供しているソフトウエアで,製品版のVMware Workstationからディスク・イメージの作成機能などを省略したものです。

 様々なVMware用のディスク・イメージがWeb上で公開されています。例えば,このソフトの開発元であるVMwareは「Browser Appliance」というLinuxベースのディスク・イメージを無料で配布しています。Webサイトからダウンロードできます。VMware Playerで利用できるディスク・イメージをまとめた「Virtual Appliance Marketplace」というWebページもあります。Fedora CoreやUbuntuといったLinuxディストリビューションをはじめとするディスク・イメージが紹介されています。

 VMware Playerのディスク・イメージを自分で作成することもできます。下で紹介する「QEMU」というソフトを使って,vmdkという拡張子のディスク・イメージを作成します。ただし,VMwareの設定ファイル(拡張子はvmx)を自分で記述する必要があります。詳しい方法は「Weboo! Returns.」というブログの記事で解説されています。

 また,VMware Playerの詳しい設定方法は,ITproの「PCルネサンス」という連載の第1回,第2回,第5回に詳しくまとめられています。VMware Playerを使いこなしたいなら必見です。