米セールスフォース・ドットコムの真の狙いPaaS(プラットフォーム・アズ・ア・サービス)にあり------。SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)のためのソフトウエア基盤を提供するPaaSの登場で、ユーザー企業の利用部門でも比較的容易にアプリケーションを開発できるようになりつつある。
特に従来のシステムでカバーできない領域、すなわち“Excel以上、全社システム未満”のIT化こそ、PaaS(プラットフォーム・アズ・ア・サービス)がターゲットとしている領域である。SaaSの新たな展開としてのPaaSが今後、エンタープライズ・システムの世界に何をもたらすのか考える。
■目次
「Salesforce」は新サービスの序章だった
・PaaSの利用価値(データ共有編)
“Excel以上、全社システム未満”をIT化
・PaaSの利用価値(プロセス管理編)
アイデアだけでシステムが作れる時代
・PaaSがもたらすもの
エンタープライズ・システムの未来