PHPで開発を行う場合、大抵はデータベースを使うはずです。そんなときにE-R図を使ってデータベースの設計を行うことはないでしょうか。今回紹介するのはWebからE-R図を書くツール、SQLDesignerです。
まずはともかく以下のURLにアクセスしてください。
http://ondras.praha12.net/sql/demo/
アクセスすると以下のような画面が表示されるはずです。
見ての通りE-R図が表示されています。上部の機能は、
- テーブルの追加・削除・整列・全削除
- カラムの追加・削除・順序の入れ替え
- インポート・エクスポート
となっています。Webページなので何らかの形で作成したデータベース設計を保存する必要がありますが、SQL DesignerではXMLへのエクスポート、XMLからのインポートが可能です。
また、以下の形式のSQL文を生成することもできます。
- MSSQL
- MySQL
- Oracle
- PostgreSQL
- PROPEL(XML)
ここまで内容を見て、ぜひ使いたいと思ったら早速インストールしてみましょう。まずは、以下のURLにアクセスします。
http://ondras.praha12.net/sql/
サイト上に書かれていますが、インストールは非常に簡単で、以下の6つのステップで終了です。
- PHPが実行可能なWebサーバを用意する
- zip ファイルをダウンロードする
- zip ファイルを解凍する
- (オプション)io.php のデータベース接続の設定をする
- (オプション)import.phpのODBC接続の設定を行う
- index.phpにWebからアクセスする
これで終わりです。io.phpでデータベース接続を設定すると、データベースに内容を保存して、それを読み込むことができるようになります。また、import.phpのODBC接続の設定を行うと、リバースエンジニアリングができるようになります。
生成されるSQL文が、MySQLでは外部キー制約を含んでいない等の問題がありますが、簡単にプリントできるE-R図を書けるという点では非常に優れたソフトウェアではないでしょうか。(生成されるSQL文はXSLファイルを修正することで、変更できます)