最近の「見える化」の議論は,BI(ビジネス・インテリジェンス)などシステムの話に終始しがちだ。だが残念ながら,不ぞろいで鮮度が低いデータばかり集めても実際の経営判断には使えないし,次のアクションにつながらない情報には一片の価値もない。本当に役立つ情報を提供し,効果的な経営管理を実現するには,従来の「見える化」の先にあるものを目指す必要がある。企業グループの経営管理には特に重要だ。

第1回 見当違いな「見える化」 
第2回 見える化の進化形,5つの条件(前編) 
第3回 見える化の進化形,5つの条件(後編) 
第4回 “使える”経営情報の作り方 
第5回 失敗しない「見える化」,実例に学ぶ