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「見える化」だけで経営は変わらない

第2回 見える化の進化形,5つの条件(前編)

2008/03/11 ITpro

従来の「見える化」では,不ぞろいで鮮度が低いデータばかり集めている。少しは何かが見えるだろうが,これからの競争に勝てるほどの視野と行動力は得られない。このような反省を踏まえ,「見える化」の先にあるものを目指すとき,企業が実践すべき5つの条件を考えてみたい。企業グループの経営管理には特に重要だ。


酒井幸良,村田達紀
NTTデータビジネスコンサルティング


 『第1回 見当違いの見える化』では,従来の「見える化」が抱える問題点を挙げた。いくらデータを集めてきても,不ぞろいで鮮度が悪ければ実際の意思決定には役立たない。さらに,「見える化」の実態が「次の一手につながらない情報」であったり,「次の一手につながる業務プロセス」が伴っていなかったりすれば,そこからは何の価値も生まれてこない。その解決策として,最も評価が高い考え方の1つである「CPM(Corporate Performance Management,企業経営管理)」の概要を紹介した。また,企業グループ経営にとって,なぜCPMが必要なのかについても述べた。前回の内容を簡単におさらいすると,次のようになる。

◆CPMは全く新しい考え方ではない。従来の経営管理制度を,より高度化しようとするものである。だが,最近流行の「見える化」だけを指すものではなく,また,いわゆるBI(ビジネス・インテリジェンス)ツールなどのシステム導入にとどまるものでもない。
◆CPMとは,「可視性」「適時性」「整合性」という3要件を備えた,業務とシステムが一体になった仕組みを指す。
◆経営環境の急速な変化や,それに対応するための海外展開,事業再編などが急速に進められる中,CPMの高度化が不可欠となっている。

 これらを理解していただいたところで,今回のテーマに入る。

 今回と次回の2回にわたって,私たちが「CPM」と呼んでいるものの完成形をイメージしていただこうと思う。実際にCPMなるものを構築していく場面をイメージしながら,より具体的に「何を実現できたらCPMと呼ぶものになるのか」,あるいは「どのようなことができる仕組みがCPMには必要なのか」ということを説明していきたい。裏を返せば,ほとんどが従来の「見える化」に欠けている要素であり,CPMはその反省に基づいた「見える化の進化形」だといえる。

CPMが備えるべき3要件と実現すべき5つの条件

 前回,CPMが備えるべき要件として,「可視性」「適時性」「整合性」の3つを説明した。これら3要件は,経営のあり方を変えていく,非常に重要な要素である。

 CPMはさまざまな組織で利用できる経営管理手法だが,ここでは主に「企業グループの経営管理」を例にとる。この分野は経営管理が未熟で,そこまで手が回っていない,という企業が多いと思われるからである。また,この分野でみられる問題は,多かれ少なかれ,どんな組織にも共通する。

 ではまず,グループ経営管理を適切に実践するためは何が必要か,という観点から考えてみたい。私たちは,グループ経営管理には少なくとも図1で述べる5つの条件を満たした「業務プロセスとシステムのセット」が必要と考えている。以下に,5つの条件を1つずつ説明する。

図1●グループ経営管理の条件
図1●グループ経営管理の条件

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