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米国で人気沸騰のFacebook,そのビジネスSNSとしての可能性

2008/02/26
岸本善一=米IP Devices代表

 最近,ビジネス関係者の参加で人気が沸騰しているSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)にFacebookがある。

Yahoo!の3分の1に迫る時価総額

 言葉の壁もあり,日本のユーザーはあまりいないFacebookだが,米国での勢いはすさまじいものがある。Microsoftは2007年10月,Facebookに2億4000万ドルを出資し1.6%の株を取得した(関連記事)。すなわちMicrosoftはFacebookの時価総額を150億ドル(1兆6000億円)と評価したことになる。MicrosoftがYahoo!買収にあたって提示した金額は446億ドルであり,FacebookはYahoo!の3分の1の価格がつけられているわけだ。以前はGoogleに流れていたであろう有望な人材がFacebookに流れる,あるいはGoolgeからFacebookへ転職する人材も出るといった現象も起きている。

 筆者は以前,シリコンバレーでコンサルティングをなりわいとしている立場から,ビジネスに欠かせないSNSとして過去にLinkedinを取り上げた(ビジネス特化SNS「Linkedin」)。Facebookは,ビジネスSNSとしての利用価値があるのだろうか?

 結論から言えば,FacebookはLinkedInを補完する形でビジネスに利用でき,ソーシャルなビジネス・アプリケーションのプラットフォームとなる可能性がある。

 本稿では,筆者がFacebookをどのようにLinkedInと併用しビジネスに利用しているかを述べる。アナリストとしてSNSの市場動向やFacebookの傾向や機能を述べるのではなく,筆者のコンサルタントとしての毎日の活動のなかでFacebookをどう利用しているのかを述べる。Facebookアプリケーションを開発している人達のミーティングに参加し,また実際に自らもアプリケーションを開発しFacebook漬けになってみた筆者の経験から報告する。

 ビジネスSNSの成功の秘訣の1つは,どのような魅力的なアプリケーションがそのSNSで使用できるかにかかっている。Facebookにはビジネスにかかわる層に必要なアプリケーションがあるのか。Facebookは新たなGoogleになり得るのか,それとも,一過性の流行として終わるのか。そのような観点からも議論したい。

図1●筆者のFacebookのホームぺージ[画像のクリックで拡大]
一番左の列に筆者がインストールしたアプリケーションが並び,真ん中の列には(News Feedと呼ばれる)筆者のFriendの行動が逐一報告される。右の列にはその他の情報が呈示される。

>>急増するFacebookへのアクセスと滞在時間
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