連載中のコラム「ガンバレ“駆け出し”ネット・マネージャ(サーバー編)」では,主人公である若手の“自称”システム管理者,丸山さんが遭遇するさまざまなトラブルを題材に,企業におけるサーバー管理者の仕事を基本から解説しています。この検定試験は,同コラムの内容にもとづいて,ネットワーク/サーバー管理者の知識を問うものです。

 今回は同コラムの第7回「上書きしたファイルを簡単に復活,RAIDでディスク障害に備える」と第8回「間近に迫る新会社設立に備え,Windowsの代わりにSambaを導入」からハードディスクやファイルサーバーに関する問題を出題します。



【問題1】
ハードディスクの高速化や信頼性を向上するRAIDについて,正しい説明はどれでしょうか。

1. RAID-0は,ハードディスクの信頼性を向上できる
2. RAID-1は,ハードディスクのアクセス速度が2倍に向上する
3. RAID-1は,ハードディスクの実効容量が2/3になる
4. RAID-5は,ハードディスク3台で構成できる


【問題2】
Windows Server 2003の共有フォルダが持つシャドウ・コピー機能について,適切な説明はどれでしょうか。

1. シャドウ・コピー機能によりスナップショットを取れば,ディスクのバックアップ作業は必要ない
2. スナップショットを有効にする以前の状態に,ファイルを復元できる
3. 誤って消してしまったファイルや,上書きしてしまったファイルを復元できる
4. ハードディスク・ボリューム全体のバックアップを自動的に作成する


【問題3】
UNIX 系OSで動作するソフトウエア「Samba」について,不適切な説明はどれでしょうか。

1. サーバーで稼働するSamba自体はライセンスフリーだが,Sambaに接続するパソコンにはクライアント・ライセンスが必要となる
2. Windowsクライアントからは,Sambaが稼働するサーバーをWindowsで稼働するファイル・サーバーと同じように利用できる
3. Windowsが稼働するファイル・サーバーとUNIX/Sambaが稼働するファイル・サーバーは,混在して使用できる
4. 日本語化されたSambaのインストーラが提供されており,GUI画面を使った設定ツールもある


【問題4】
Windowsサーバーで構成したWindowsワークグループ環境のネットワークに,Linuxで稼働するSambaサーバーを追加し,Windowsサーバーと同じように使用したいとします。この場合,Sambaサーバーの設定について適切な説明はどれでしょうか。

1. WindowsサーバーとSambaサーバーを同じように使用するためには,LinuxにWindowsと同じユーザー名とパスワードを登録する
2. Sambaにユーザー名とパスワードを登録をすれば,Linuxへのユーザー登録は不要である
3. Sambaの共有名として,既存のWindowsサーバーの共有フォルダ名と同じ名前を設定する
4. Windowsの既存のワークグループ名と同じ名前を設定する