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第1回 2008年にLANを刷新すべき“四つの理由”
出典:日経コミュニケーション 2008年1月15日号
30ページより
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります) 無線LANで有線並みのスループットを得られる,Windows Server 2008を使って手軽に検疫システムを構築できる,障害時に数十ミリ秒で待機系に切り替わる「ヒットレス」を比較的容易に実現できる,カメラなど高消費電力の機器にUTPケーブルで給電できる,LAN配線も無線LANの電波も届かない場所までLANを延ばせる──。 2008年,LAN関連製品は各分野で製品が充実する。適材適所で製品を選べるようになり,今までなかなか手を出せずにいたシステムを導入する環境が整う(図1)。
例えばLANスイッチ。2007年には,認証や信頼性を高める機能を搭載する製品の裾野が拡大したが,2008年はさらに下位機への搭載が進む。2008年2月に登場する新サーバーOS「Windows Server 2008」の「ネットワークアクセス保護」(NAP)機能と連携させることで,セキュリティ・アプライアンスなどを追加しなくてもLANセキュリティの司令塔が手に入る。既に実装が進んでいる認証機能と組み合わせ,手軽に検疫システムを構築できるようになる。 もう一つ,LANスイッチでの目玉は,PoE Plusとも呼ばれるイーサネット給電の新仕様「IEEE 802.3at」。カメラや高速な無線LANなど消費電力が高い機器にUTPケーブル1本で給電でき,さまざまな場所・場面で利用できるようになる。2008年後半に仕様が固まる見込みだ。 無線LANの牽引役は,企業向け製品の出荷が本格化する「IEEE 802.11n draft 2.0」準拠の無線LAN機器である。物理速度は300Mビット/秒,実効速度でも100Mビット/秒を超える。2.4GHz帯と5GHz帯を同時に使えば,クライアントではまだ主流と言える100BASE-TXの有線LAN二つ分の帯域が手に入る。いよいよ有線LANとの差が縮まってきた。 配線の自由度を上げる助っ人もある。企業向けの高速電力線通信(PLC)と,その技術を転用した同軸ケーブルLANである。数台のモデムをピンポイントに配置する用途のPLCモデムに加え,1棟まるごとPLCまたは同軸ケーブルで構築するための大規模向け製品が2007年秋に充実。2008年はLANの穴を埋める準主役としての地位が固まる年になりそうだ。 要件さえ決まれば,もう選択肢の狭さに頭を悩ませることはない。次回からLANスイッチ,無線LAN,PLC/同軸の各分野における2008年の動向を紹介しよう。 連載新着連載目次へ >>
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