ネットワークやサーバーの運用を担当していると,ファイル・サーバーとして利用しているWindowsサーバーの設定情報を確認したいことがあります。このようなときはnet config serverコマンドを使うと便利です。

 例えば,「net config server」と実行すれば,そのサーバーで動作しているWindows共有サービス(Serverサービス)の状態を確認できます(図1)。実行結果として,サーバー名やサーバーのコメント,OSのバージョン,利用できるネットワーク,最大ユーザー数,最大セッション数,アイドル・セッション時間(外部から自身の共有サービスにセッションを確立してから切断するまでの猶予時間)といった情報が表示されます。

net config server /srvcomment:文字列

図1●Windows Server 2003のServerサービスの設定状態を確認した画面
図1●Windows Server 2003のServerサービスの設定状態を確認した画面
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 なお,net config serverコマンドを使うと,ファイル・サーバーの設定を変更することもできます。例えば,システムのプロパティ画面の「コンピュータ名」タブにある「コンピュータの説明」の項目に表示されるコンピュータ識別のための文字列を設定できます(図2)。

図2●「ファイルサーバ用コンピュータ」というコンピュータの説明を設定したところ
図2●「ファイルサーバ用コンピュータ」というコンピュータの説明を設定したところ
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 net config serverについての詳細は,こちらをご覧ください。