Windowsサーバーでは大半の操作がGUI環境で実行できますが,コマンドでなければできない細かい操作がまだまだ残っています。特に,大量のユーザーやマシンを管理する場合や,定型的な業務を定期的に実行したい場合など,知っておくと役立つコマンドが数多くあります。

 そこで,このコラムではサーバー/ネットワークの管理に役立つコマンドを,状況/目的ごとに紹介していきます。ぜひご活用下さい。

【ユーザー/パソコン管理編】
ユーザーを一括登録する「csvde」/「ldifde」
パソコンに接続しているユーザーを調べる「net session」
ネットワークのコンピュータ名を一覧する「net view」
netdomコマンドでドメインに参加する
別のユーザー名で共有フォルダを利用する「net use」

【サーバー管理編】
再起動/シャットダウンする「shutdown」
セキュリティ・ポリシーの設定,サーバーの設定情報を確認する「net config server」
時刻を同期する「net time」/「w32tm」
共有フォルダを作る「net share」
開いているファイルやフォルダを確認する「openfiles」

【ネットワーク管理編】
TCP/IPの設定を確認する「ipconfig」
IPプロトコル/イーサネットの統計情報を表示する「netstat」
ドメイン情報を表示する「nslookup」
ルーティング経路を調査する「tracert」
ルーティング情報を表示・変更する「route」

【トラブル・シューティング編】
パケットの到達を確認する「ping」/「pathping」
TCPポートの接続を確認する「telnet」
ARPキャッシュの内容を確認する「arp」
LANインタフェースのトランスポート名とMACアドレスを確認する「getmac」
Windowsネットワークの基本情報を確認する「nbtstat」