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【入門企画】Ubuntu仮想マシンでデスクトップLinuxを始めよう

VMware Playerを使えば簡単

2008/02/09
ライター 福田 和宏
出典:日経Linux 2007年11月号97ページより
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

無償で使える仮想化ソフト「VMware Player」と,人気Linuxディストリビューションの仮想マシン「Ubuntu VMware用仮想マシン」を使えば,とても簡単にWindows上でLinuxを体験できます。ネットワーク経由で新たなアプリケーションをダウンロードして使うことも可能です。本記事を読んで,Linux活用の初めの一歩を踏み出しましょう!

 「Linuxに興味があるけど,インストールが難しそう」「Linuxのためにもう1台パソコンを用意するのは厳しい」など,Linuxを使ってみたいのに初めの一歩が踏み出せない人もいるでしょう。

 本誌創刊当時の1999年ごろには,「Linuxを使うための一番の難関がインストール」と言われていました。現在はとても簡単にLinuxをインストールできるようになりましたが,それでも作業自体は面倒ですし,Linux用のパソコンも必要です。

 しかしながら,ここで紹介するように「仮想化ソフト」を使えば,お手元のWindowsパソコン上で,簡単かつ安全にLinuxが使えます。

Linuxを使うには?

 まず,Linuxを使う方法について紹介します。Linuxは主に次の3つの方法で利用できます。

Linuxをパソコンにインストールする

 Linuxを,パソコンのハード・ディスクにインストールして使う方法です。「本格的にLinuxサーバーを運用する」といったときには,パソコンのハード・ディスクにLinuxをインストールし,そこから起動して使います。

 Windowsと違い,Linuxがプリインストールされた個人向けパソコンの種類は非常に限られています。通常は,ユーザー自身がLinuxをインストールしなければなりません(関連記事「Linuxディストリビューションの導入方法」)。

 インストール作業では,ハード・ディスクの全領域または空き領域に,Linuxをインストールします。そのため,パソコンに新しいハード・ディスクを装着したり,空き領域を確保したりする必要があります(外付けハード・ディスクにLinuxをインストールして,そこから起動して使える場合もあります)。

 お手元のWindowsパソコンにLinuxを追加インストールして,デュアル・ブート構成にすることもできますが,ハード・ディスクの領域操作(パーティション操作)を伴うこともあり,Linux入門者にはお勧めできません。誤操作などにより,Windowsが起動しなくなったり,大切なデータを失ったりしたら大変です。

CD-ROMやDVD-ROMから起動する

 パソコンの光学ドライブから直接起動して使えるLinuxも存在します。この種類のLinuxを,ライブCD(Live CD)や1CD Linuxなどと呼びます。

 ライブCDでは,Linuxを収めたCD-ROM(またはDVD-ROM,以下同)をパソコンの光学ドライブにセットし,そこからパソコンを起動します。基本的に,パソコンのハード・ディスクの内容は変更しないので,安全にLinuxを動かせます。Linux上で作成したデータなどは,パソコンのハード・ディスクの特定のディレクトリやUSBメモリーに保存できます。

 ただし,使用するパソコンが光学ドライブから起動できる必要がありますし,光学メディアはハード・ディスクと比較してアクセス速度が遅いため,Linuxの動作が遅くなりがちです。

仮想化ソフトと仮想マシンを利用する

 ライブCDと同じくらい手軽にLinuxを使えるのが,仮想化ソフトと仮想マシンを利用する方法です。

 仮想化ソフトを使えば,あたかもWindowsの1アプリケーションのようにLinuxを使えます(写真1)。

写真1●仮想化ソフトを使って,Windows上でLinuxを動かす
写真1●仮想化ソフトを使って,Windows上でLinuxを動かす
Windowsで動作する仮想化ソフト「VMware Player」上で,人気Linuxディストリビューション「Ubuntu」を動かしています。
[画像のクリックで拡大表示]

 この方法でLinuxを使うには,(1)Windowsパソコンに「仮想化ソフト」をインストールする,(2)仮想化ソフト内で「仮想マシン」を起動する,という手順が必要です(図1)。この場合の仮想マシンは,仮想化ソフト内で使えるLinux環境を意味します。イメージとしては,「(仮想化ソフト内で使える)Linuxパソコンをファイルにしたもの」が仮想マシンです。

図1●仮想化ソフトと仮想マシンを利用してLinuxを動かすための手順
図1●仮想化ソフトと仮想マシンを利用してLinuxを動かすための手順

 (1)について具体的には,無償で使える仮想化ソフトの「VMware Player」をWindowsパソコンにインストールする,となります。(2)については,インストールしたVMware Player上で,仮想マシン「Ubuntu VMware用仮想マシン」を立ち上げる,となります。

 ここで使用する仮想マシンのファイル・サイズは,2Gバイト以上あります。そのため,使用するWindowsパソコンのハード・ディスクに,十分な空き領域(3G~5Gバイト程度は必要)があることを確認してください。

VMware Playerのインストール
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