ガンバレ“駆け出し”ネット・マネージャ(サーバー編)

 この連載の主人公である丸山さんは,BP商事にシステム担当要員として採用された若手の“自称”システム管理者である。初級システム・アドミニストレータの試験を受験し合格。それを機にBP商事に転職することになった。ところが丸山さんには,システムの構築や運用管理の経験が実はまったくない。本連載では,丸山さんがBP商事で遭遇するさまざまなトラブルを題材に,企業におけるサーバー管理者の仕事を基本から紹介していく。

<目次>

入社早々サーバー導入の指令,そもそもサーバーの管理って何?  
サーバー管理の第一歩はユーザー管理,うっかり削除するとトラブルの原因に  
フォルダのアクセス権を設定し,特定のユーザーだけに利用させる 
サーバーの状態を効率的に監視,ディスクの使用量を事前に制限 
サーバーが見えるのにつながらない,「見える」と「アクセス」はまったく別もの 
新サーバーがネットワークにつながらない,目視や触診,コマンドを駆使して原因を究明  
上書きしたファイルを簡単に復活,RAIDでディスク障害に備える 
間近に迫る新会社設立に備え,Windowsの代わりにSambaを導入 
サーバーが増えて管理が面倒に,Active Directoryを導入 
Active Directoryを活用すれば,システム管理がぐんと楽に 
ドメイン・メンバーのパスワード,適切な管理でセキュリティを強化 
あまりの暑さにサーバーがダウン,2重化してリスクと負荷を分散