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【講評】ITproのグリーンIT検定温暖化問題への意識は高い,海外企業の動向を注視せよ
2008年から,京都議定書で定められた先進国の温暖化ガス削減義務の目標期間が始まる。このため,昨年から温暖化対策に関する話題がマスメディアなどでたくさん取り上げられるようになってきた。グリーンITが盛り上がってきた理由の一つはここにある。 ITproのグリーンIT検定では,ITpro読者にぜひ押さえておいていただきたい基礎知識の中から,主に2つの視点から設問を用意した。1つは,「今なぜ,グリーンITなのか」という視点。もう1つは,「グリーンITにどのように取り組めばいいのか」という視点である。 全体の平均点は46.5点。7つのITpro検定のうち,まつもとゆきひろ氏のRuby検定の平均点(38.0点)に次いで低かったが,ワースト3の「マイクロソフトのWindows Server 2008検定」(47.5点),ワースト4の「シスコのネットワーク検定」(48.0点)とはいずれも僅差だった。 以下,講評を進めていくが,正答率は1月29日の時点の集計結果である(Webサイトでの受検者のみを集計。ITproエキスポ会場での受検者は含まれない)。
温暖化対策の問題点を的確に把握グリーンIT検定では,前半で「今なぜ,グリーンITなのか」というトレンドの背景を問うているが,このあたりの正答率は非常に高かった。とくに問1で「京都議定書に定められた日本の温暖化ガス削減目標値はどれか」を聞いたところ,87.2%が「-6%」と正答した。環境省が「チーム・マイナス6%」を合い言葉に温暖化対策への参加を一般消費者に呼びかけるなど,この数字が広く浸透していることをうかがわせた。 また問2では,国内のIT機器による電力消費量の将来予測について聞いたところ,これも64.2%と,高い正答率となった。日本の温暖化対策において,業務部門のCO2排出量,とりわけIT機器の電力消費量の急増が問題となっている実態をきちんと把握できていることがわかった。 次に高い正答率を獲得したのが問6。「Sun Microsystems,インターネットイニシアティブ(IIJ),ベリングポイントなど12団体は共同で,2010年4月稼働予定でデータセンターの開設準備を進めているが,設置場所はどこか」という問題だが,実に59.3%が「中部の鉱山採掘跡地」と正答した。出題者としては少々意外に思うとともに,受検者のニュース感度の高さに感心した。
出題の対象としたのは,2007年11月に発表された,岐阜県の神岡鉱山採掘跡地を利用した「地底空間トレステッド・エコ・データセンター」の建設プロジェクトである。地下100メートルの岩盤上に建屋を建設し,Sunのコンテナ型データセンター「プロジェクト・ブラックボックス」を設置するという,世界にも例を見ない計画で話題を呼んだ。第一期の総工費が約450億円という壮大な規模であることも注目を集めた原因なのかもしれない。
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