GUI シェルを持たないWindows Server Core サーバーでターミナルサービスを使用する際は、一般的な作業とは多少異なるいくつかの操作が必要になります。

  • ターミナルサービスセッションのログオフ
     Windows Server Core サーバーには[スタート]ボタンがなく、ログオフのためのGUI オプションもありません。[ターミナルサービス]ウィンドウの右上隅にある[×]をクリックすると、セッションは切断されますが、サーバーのリソースは引き続きセッションによって使用されています。ログオフするには、ターミナルサービスセッションの中で、logoff を実行する必要があります。既にセッションを切断している場合は、再接続してlogoff を使用するか、logoff コマンドをリモートで使用するか、またはターミナルサービスMMC を使用してセッションをログオフしてください。
  • コマンドプロンプトの再起動
     ローカルでログオンしているときに誤ってコマンドプロンプトを閉じてしまった場合は、いったんログオフしてからログオンしてください。または、[Ctrl] + [Alt] + [Del] キーを押してタスクマネージャを起動し(あるいは単に[Ctrl] + [Shift] + [Esc] キーを押して)、[ファイル]をクリックしてcmd.exe を実行して再起動します。最大化されていないときにWindows キーをリモートセッションに渡すようにターミナルサービスクライアントを構成することもできます。これにより、[Ctrl] + [Shift] + [Esc] キーを押してタスクマネージャを起動し、cmd.exe を実行できます。
  • ターミナルサービスセッションの操作
     ターミナルサービスセッションを常にコマンドラインから管理する必要がある場合は、クエリコマンドツールを使用します。クエリセッションを実行すると(リモートでも使用できる)、どのターミナルサービスセッションがサーバーでアクティブなのか、そのセッションに誰がログインしているのかが通知されます。この方法はサーバーを再起動する必要があるため、他の管理者がログオンしているかどうかを知りたい場合に便利です。クエリには他にも便利なオプションがいくつかあります。また、クエリ以外にもさまざまなターミナルサービスコマンドラインツールがあります。