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| 写真1●インド・バンガロールのウィプロ本社。オフショア開発センターは市内にも点在する | 写真2●COOのA.L.ラオ氏。日本拠点の統括担当でもあり、自室には日本のポスターもあった |
第1の違いに挙げるのは、「ITサービスの多様さ」(ラオCOO)。企業向けアプリケーションの開発・保守やBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)のほかに、組み込み系の開発にも力を入れている。
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| 写真3●グローバルにおける組み込み系の責任者であるラメッシュ・エマニ取締役 |
現在の成長分野は、企業のサーバーやパソコン、アプリケーションをインドから遠隔保守するITインフラストラクチャ・マネジメントである。ラメッシュ・エマニ取締役は、「遠隔保守によって運用コストを30%削減できる」と話す(写真3)。06年には、米大手企業に対して5000拠点に分散する5万台のパソコンに対し、インドからソフトのアップグレードを実施した実績があるという。
2つめの違いには、「技術と品質」を挙げる。同社は80年代に自社ブランドのパソコンを発売し、成長の足がかりを作った。それだけに、「ハードやチップ、半導体、通信、無線などの組み込み系を中心に研究開発費を投入している」(ラオCOO)という。同社技術者の1万3500人が研究開発に携わる。
一方の品質では、「日本の製造業者の品質管理に着目し、その厳しさを手本にした」(ラオCOO)。97年には品質管理手法のシックス・シグマを導入したほか、品質管理の国際規格である「ISO9001」やCMMI(能力成熟度モデル統合)レベル5などを2000年代に相次いで取得した。ラオCOOは、「インドのITベンダーが安価に多くの人員を提供できるのは当然のこと。いかに技術と品質の高さで勝負できるかに力を注いでいる」と話す。