皆さん、バグ管理システムを使ったプロジェクト運営を行っていますか?バグ管理システムとは、プロジェクトのバグを登録・管理し、修正状況を追跡するシステムで、バグトラッキングシステム(Bug Tracking System)とも呼ばれます。
Mantis(http://www.mantisbt.org/)は、PHPで作成されたバグ管理システムです。日本語化もされており、インストーラーを通じて簡単に設置することができます。
Mantisを使うと、以下のような作業の流れになります。
1.誰かがバグを見つける、あるいは機能提案を思いつく ↓ 2.Mantisにログインし、バグ、あるいは機能提案の報告を行う (チケットの作成) ↓ 3.報告を受け取ったマネージャーは、誰にその報告を担当させるかを考え、 作業者をアサインする(チケットのアサイン) ↓ 4.担当者は自分の担当分の作業を行い、定期的に進捗状況を記録する ↓ 5.担当分が終了すると、マネージャー・報告者に通知が行われる(作業終了) ↓ 6.作業が終了した場合は、チケットを完了する(チケットの完了) まだ未完了だった場合は、担当者に差し戻す(チケットの差し戻し)
またMantisでは、上記の基本的な機能に加え、ユーザー権限別の詳細なワークフロー制御や、メール通知機構、チケットのRSS出力なども含まれています。また、プラグインによる機能拡張にも対応しているため、別途設定を行うことでCVSやSubversionなどのバージョン管理システムとの連携や、チケット情報の項目の追加なども可能になります。
Mantisのダウンロードは、公式サイトより行うことができます。MySQLやPostgreSQLなどのRDBMSが別途必要ですが、簡単な手順でインストールが可能です。ぜひ、これまでバグ管理システムを使ったことが無い方は、Mantisをさわってみては如何でしょうか?
この記事は、アシアルが運営するPHP開発者のためのポータル&コミュニティサイト「PHPプロ!」で毎週配信しているPHP・TIPSメーリングリストを再録したものです。
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