編集部のデスクから究極の二択メールが来た。「次回は足裏マッサージを体験してみませんか。ソフトな英国式と刺激の強い台湾式がありますが,どっちがいいでしょう」。台湾式と言えば,テレビでお笑い芸人などがひたすら痛がるアレである。IT芸人(!?)を目指すヤマグチとしては,台湾式を選ぶしかないだろう。苦痛に歪む自分の顔を想像しつつ,新橋にある「リラクゼーション・マッサージ星洲(ほしのしま)」に突撃した。

施術スタート直後。痛さと気持ちよさが入り混じった状態
施術スタート直後。痛さと気持ちよさが入り混じった状態

 待合室の壁には芸能人の色紙が並んでいる。嫌でも,テレビのワンシーンを想像する。いよいよ自分もその仲間入り(?)かと,妙な期待に胸が高鳴る。

 まずはお湯で足を洗ってもらう。漢方薬湯に両足を浸すこと約10分。血行をよくしたり筋肉強壮といった効能があるらしい。次に,ローションを膝から下に満遍なく塗る。施術時の指のすべりをよくするためだ。


確かに眠ってしまうかも

痛さをぎりぎりで我慢できる絶妙のポイントを突いてくる
痛さをぎりぎりで我慢できる絶妙のポイントを突いてくる

 いよいよ施術がスタート。まずは左足から。やはり痛い! だが「我慢できない」というほどではない。我慢できるギリギリの痛さである。指先や,折り曲げて尖らせた指の関節を,筋と筋の間に沿わせたり,筋と直交させたりしながら,何度も押し当ててグリグリと前後する。土踏まずや足の甲などには,意外と繊細に筋が通っているんだなあ,などと痛さを忘れようとあれこれ考えていたら,次第に刺激に慣れてきた。

 おおっ,これは…。いつの間にやら痛さを忘れ,だんだん気持ち良くなってくるではないか! 施術前は「気持ちよくて眠ってしまう人もいる」などと聞いて半信半疑だったが,これなら納得できる。

 足裏だけでなく,ふくらはぎやすねの両側なども指圧の対象だ。驚くことに,突く個所がすべて「絶妙のポイント」である。あと1センチずれたら激しく痛いに違いない,ぎりぎりのところを確実に突いてくる。右足のマッサージに移る頃には,既に心地よい感覚に包まれていた。

 台湾式の足裏マッサージは他のリラクゼーションに比べたら,確かに刺激が強い。でも痛いのは最初だけだ。予想外の気持ちの良さには絶対ハマると思う。

今回のリラクゼーションスポット
リラクゼーション・マッサージ 星洲(ほしのしま)
〒105-0004
東京都港区新橋3-16-3 烏森ビル6F
電話:03-5733-8386
URL:http://www.hoshinoshima.com
足裏マッサージコース(45分)が4500円,全身リラックスコース(指圧,足踏み,60分)が6000円,整体コース(40分)が3500円など。24時間営業

山口 徹(やまぐち とおる) サイボウズ・ラボ
山口 徹(やまぐち とおる)
山口 徹(やまぐち とおる)
大学在学中からバーテンダーを始め,5年間,夜の街でシェーカーを降り続ける。何を思い立ったか,Web制作会社に転職し,現在は,メタボと戦うサイボウズ・ラボのプログラマ。Perlを中心とした開発のノウハウやネタをShibuya Perl Mongersのイベントなどで発表するなど講演活動も行う傍ら,有志で開発しているブログバトラーのサーバー管理などもやっている。会社のブログはlog4ZIGOROu,個人のブログはYet AnotherHackadelic。好物はラーメン。特に横浜家系ラーメンを好む。