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COBOLプログラマがRubyで挑む!RetroTube開発記

第2回 意気込まない,一息に完成させない

2007/11/27 日経ソフトウエア
出典:日経ソフトウエア2007年8月号84ページより
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
目次一覧
図1●筆者が作成・公開しているWebサイト「RetroTube」。YouTubeにある懐メロの動画を検索できる
図1●筆者が作成・公開しているWebサイト「RetroTube」
YouTubeにある懐メロの動画を検索できる

 こんにちは,quill3(クイールさん)です。筆者は,YouTubeから懐かしい動画を検索できる「RetroTube」というWebサイトを開発・公開しています*1図1)。

 本連載は,ほとんどCOBOL*2の経験しかないメインフレーム*3系の技術者である筆者が,試行錯誤しながらRubyを学び,Webプログラミングに挑戦する様子を自ら紹介するものです。

 前回は,このサイトの開発を決意するところから,実験プログラムを動かしてみるところまでを説明しました。今回は,いよいよ最初のバージョンのプログラム作成に取りかかるところからお話します。

川の流れのように,じっくりと

 前回で,この先の開発で最も問題となりそうな部分について,解決のメドが立ちました。これで,実際にプログラムの作成に取りかかることができます。

 プログラムを作成する際は,ついつい意気込んでしまい,実現したい機能をすべて盛り込んだ形を目指して一息に完成させてしまおうと考えがちです。でも,このときの筆者は,普段の仕事での教訓からか,プログラムを複数の部品に分割して,一つずつ完成させていくことにしました。

 部品は以下の三つです。(a)Webブラウザの画面に入力されたある年のデータから,筆者オリジナルの流行歌一覧に引き当てて,YouTubeで検索する,(b)YouTubeの検索結果をブラウザで表示する,(c)そのほか,例えば検索結果と関連する動画を一緒に表示する――。

 この中で最も重要なのは,(a)のYouTube検索部分です。ここさえ完成してしまえば,あとはその検索結果を画面上にどのようなレイアウトで表示させていくのかという「デザインの問題」に収束していくはずです。

 (b)の画面デザインの部分は,ユーザーの目に直接触れる個所なので,いろいろと課題が挙がってきそうな予感がします。そこで,まずは(a)をちゃんと作ってから,あとでじっくり考えることにしました。

 (c)については,(a)と(b)が実現した時点で,まだ余力があるのなら試そうと考えました。Web上にはYouTube以外にも数多くのサービスを提供しているサイトが存在しており,それらを自由自在に組み合わせることで,世間で流行している「マッシュアップ」と呼ばれる形態を取るサイトにしていくこともできるでしょう。

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