表の範囲をドラグ→「書式」メニュー→「オートフォーマット」

 Excelで表を作成する際に,とりあえずデータを入力してから表としての体裁を整えることは多い。しかしこれが意外と面倒だ。凝った表を作ろうと思っても,一から表の体裁や色遣いを考えるのが難しいうえ,体裁を整える作業でかなり時間を浪費してしまう。そこで今回は,Excelがあらかじめ用意している“きれいな”表の体裁を一発操作で適用する方法を紹介しよう。

 操作自体はメニューのある場所さえ知ってしまえばとても簡単だ。表のデータを入力したら,表の範囲をドラグして選択し,「書式」メニューから「オートフォーマット」を選ぶ(図1,図2)。すると,様々なサンプルが表示されるので,気に入ったパターンを選び,「OK」ボタンを押す(図3)。これだけの操作で,表の形式をきれいに整えることができるのだ(図4)。Excelがあらかじめ用意しているサンプルには,20を超えるバリエーションがあるので,きっと気に入るものが見つかるはずだ。

図1●データを入力した後で,手間をかけずに表の形式を整えたい。どうすればいいだろうか

図2●表の範囲をドラグして選択し(1),「書式」メニューから「オートフォーマット」を選ぶ

図3●Excelがあらかじめ用意している表のサンプルパターンが表示されるので,気に入ったものをクリックし(1),「OK」を押す(2)

図4●これだけの操作で表の形式が整えられ,“きれいな”表が完成する

※この記事はExcel 2002(Office XP)をもとに執筆しています。

【この連載について】

 Excelは仕事のツールとしては非常にポピュラーなソフトですが,多機能がゆえに,その便利な機能を十分に使いこなせていない人が非常に多いのではないでしょうか。そこでこの連載では,“操作自体は決して難しいものではないけれど,意外と知られていない”というExcelの便利な操作方法を厳選し,毎週1~2本のペースで紹介していきます。ぜひご期待ください!

■岡野 幸治 (おかの こうじ)

フリーランスライター。「日経PC21」「日経PCビギナーズ」などでパソコン関連の活用記事を中心に執筆中。