FlashCS3では,Flashムービーを制御するためのプログラミング言語ActionScriptの新バージョン「ActionScript 3.0」が搭載されました。ActionScriptを使用すると,ムービー内の絵や音の制御をはじめとして,複雑な動きや処理をプログラムを利用して実現できます。今回は,ActionScriptでできることの簡単なサンプルと,FlashCS3での「プログラム」の記述方法をご紹介します。

FlashムービーでActionScriptを使ってできること

 FlashムービーでActionScriptを利用することによってどんなことができるのか,まずは,いくつかの例を見てみましょう。

(1)ユーザーの操作に合わせたムービーの制御(図1

図1:マウスの操作に合わせて動くムービー(クリックすると別ウィンドウでムービーが表示されます)

(2)読み込んだ音楽の波形情報などへのアクセス(図2

図2:MP3ファイルに合わせて動くムービー(クリックすると別ウィンドウでムービーが表示されます。音が出ますのご注意ください)

(3)アニメーションのタイムラインの制御(図3

図3:タイムラインの制御を行うムービー(クリックすると別ウィンドウでムービーが表示されます)

(4)画像や音源ファイル,テキストファイルなどの読み込みと,コンテンツの内容に合わせたインタフェースの作成(図4

図4:独自のインタフェースの作成(クリックすると別ウィンドウでムービーが表示されます)

(5)あらかじめ用意されている「コンポーネント」を使った,標準的なユーザー・フォームの素早い作成とコーディング(図5

図5:コンポーネントを使ったインタフェースの作成(クリックすると別ウィンドウでムービーが表示されます)

 などなど,プログラム次第で柔軟に,そしてインタラクティブに,ムービーを作成できるようになります。ActionScriptを覚えておくと,「自分のやりたいこと」がいろいろできるようになると思います(*1)。興味がある方は,この機会に,ちょっと勉強してしまいましょう!