インターネット上では,悪意のあるユーザーが日々新しい脅威を生み出している。ウイルスの性質一つとっても,数年前と今とでは大きな違いが出てきた。もちろん,ウイルス対策ソフトを入れて,Windowsの修正プログラムを当てるといった対処で防げるケースもあるが,それだけでインターネット上の脅威を防ぐのは,日増しに難しくなってきている。

 そこで今回は,Windowsパソコンを使っているユーザーを想定し,メールやWebブラウザを利用する際に最低限注意するべきポイントを七つ挙げ,実際の脅威の手口と併せて紹介していく。

 インターネットを使っている以上,セキュリティを100%完璧に守ることは難しい。だが,注意次第でより安全に利用することは可能だ。「対策は万全」と自負している方も,この機会にインターネットの脅威と「してはいけないこと」を再確認しておこう。

目次

禁じ手1 ウイルス対策ソフトを過信すべからず:
パターン・ファイルで検出できないウイルスが増加
 

禁じ手2 警告画面を無視すべからず:
何でも「OK」ボタンを押すのは命取り
 

禁じ手3 安易にダブルクリックすべからず:
ファイルは開く前にいったん保存・確認すべし
 

禁じ手4 Windows Updateで満足すべからず:
アプリケーションの穴がウイルスの標的に
 

禁じ手5 サイトの見た目で油断すべからず:
ネット上には無害を装う危険なサイトがいっぱい
 

禁じ手6 ワンクリック詐欺をあなどるべからず:
無視して満足しているとウイルス感染の危険がある
 

禁じ手7 迷惑メール対策を怠るべからず:
メールのついでにウイルスもフィルタリング