図 switchという名前のホストをEXAMPLEというドメインに参加させた画面
図 switchという名前のホストをEXAMPLEというドメインに参加させた画面
[画像のクリックで拡大表示]

net -S ホストのNetBIOS名 -w WindowsドメインのNetBIOS名 -U ユーザー名[%パスワード] rpc join

 Windowsネットワークの運用管理していると,遠隔地にあるホストをWindowsドメインに参加させたいことがあります。このようなときは,net joinサブコマンドを使えば,そのホストをWindowsドメインに所属させることができます(図)。

 コマンドを実行する前にsmb.confでの設定をWindowsドメインに参加するように変更します。具体的には「workgroup = EXAMPLE」とWindowsドメインのNetBIOS名を,「security = DOMAIN」と認証方式を指定して,パスワード・サーバーを「password server = 192.168.100.128」とPDCエミュレータのドメイン・コントローラを含む形で指定するとよいでしょう。さらに,実行する際にはSambaデーモンを停止しておく必要があります。

 また,rpcプロトコルで実行する場合には,操作対象となるPDC(プライマリ・ドメイン・コントローラ)のNetBIOS名前解決ができるように,lmhostsファイルもしくはWINSに登録するなどの対応が必要となることがあります。