■問1 以下は,DNSを説明した文章である。空欄[ a ]~[ d ]にあてはまる字句を記入せよ。

DNSは,[ a ]name systemの略で,インターネットには欠かせないしくみだ。Webブラウザなどのアプリケーションに組み込まれている[ b ]が最寄りのDNSサーバー(ローカル・サーバー)にドメイン名を問い合わせると,そのドメイン名に対応する[ c ]を調べてくれる。もしこのDNSサーバーが情報を持っていない場合は,上位のDNSサーバーに問い合わせ,回答する。この一連の処理を,[ d ]と呼ぶ。

選択肢 [ a ] [ b ] [ c ] [ d ]
IPアドレス
名前変換
domain
TCP
ソフトMACアドレス
名前解決
data
リゾルバ

■問2 ユーザーがWebサイトにアクセスするときの処理の流れを示す図を作りたい。下のような条件がある場合,ローカル・サーバーからDNSサーバーへの問い合わせ,DNSサーバーからのローカル・サーバーへの応答の流れがわかる矢印を選べ。

【条件】 ●「news.aaa.jp」にアクセスする。
      ●直前に同じパソコンで「www.aaa.jp」にアクセスした。

図●問2
図●問2
選択肢  
矢印(1)
矢印(2)
矢印(3)

■問3 以下は,ユーザーが自分で取得した「aaa.jp」というドメイン名でWebサーバーを立ち上げるときの手順を示している。空欄[ a ],[ b ]に入れる適当な字句を,選択肢から選べ。
(1) プロバイダやドメイン名登録事業者から「aaa.jp」を取得する。
(2) aaa.jpドメインを管理するDNSサーバーの名前とIPアドレスを上位の[ a ]ドメインを管理するDNSサーバーに登録する。
(3) aaa.jpドメインを管理するDNSサーバーに,Webサーバーの名前とIPアドレスを対応付ける[ b ]情報を登録する。

選択肢 [ a ] [ b ]
ルート
ゾーン
com
jp
aaa.jp
DNS

■問4 [ a ] リゾルバがDNSサーバーに問い合わせたり,DNSサーバーがリゾルバに応答するときは,一般にTCPではなくUDPで通信する。その理由として正しいものを選べ。

リゾルバとDNSサーバーがやりとりするデータはたいてい一つのパケットに収まるので,TCPに比べて素早く処理できるUDPを使う
リゾルバとDNSサーバーがやりとりするデータはたいてい一つのパケットに収まるので,TCPに比べて信頼性の高いUDPを使う
リゾルバとDNSサーバーがやりとりするデータは複数のパケットにわたるため,TCPに比べて素早く処理できるUDPを使う
リゾルバとDNSサーバーがやりとりするデータは複数のパケットにわたるため,TCPに比べて信頼性の高いUDPを使う

■問4 [ b ] あなたが独自ドメインでWebサイトを運営しているとする。今度,Webサーバーのマシンを引越しすることになったので,DNSサーバーにアクセスし,ドメイン名に対応するIPアドレスを書き換えた。しかし,しばらくは外部から元のIPアドレスへのアクセスが続いてしまった。その原因として正しいものを選べ。

DNSサーバーの情報を書き換えても,一定時間が経過するまでDNSサーバーは,元のIPアドレスを返答してしまう
DNSサーバーの情報を書き換えても,各ローカル・サーバーのキャッシュの情報が更新されるまでは,元のIPアドレスにアクセスしてしまう
DNSサーバーの情報を書き換えても,すべてのDNSサーバーに変更が伝わるまでは,元のIPアドレスにアクセスしてしまう
DNSサーバーの情報を書き換えても,ユーザーのパソコンのキャッシュ情報が更新されるまでは,元のIPアドレスにアクセスしてしまう


【まとめ--DNSのしくみ】

図●まとめ--DNSのしくみ
図●まとめ--DNSのしくみ
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 まずは修了テストを受けてみましょう。そして間違ったところを確認しましょう。