2007年9月23日、福田康夫氏が自民党総裁に。そして9月25日に首相指名投票を経て、第91代首相に選ばれた――。
そんなこんなの政局の混迷をうけ、ちかごろ秋葉原で注目を集めているのが安倍晋三前首相の関連商品だ。そう、小泉政権のころに登場した“政治家まんじゅう”のたぐいである。実は安倍政権は短命でありながらも、世間の関心が高かったのか、関連グッズは意外と豊富。「晋ちゃんまんじゅう」など、いくつかの商品が発売されている。それだけでなくファーストレディーだった昭恵夫人のグッズまで販売されていた。少し前、福田氏 VS. 麻生氏が次期総裁の座を狙ってバトルするなか、僕はこの晋ちゃんまんじゅうの行く末が心配になっていたのだ。
そんな折、デジタルARENAのS編集長から「最近アキバネタないの？」と連絡があり、それならと政治家まんじゅうの話を提案。急きょ、晋ちゃんまんじゅうなど、政治家グッズを取り上げることになった。
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| ▲急きょ買い集めた安倍氏と麻生氏関連の土産物たち。このほかに「太郎ちゃんの牛乳カステラ」などがある [画像のクリックで拡大表示] |
■ POPのブラックユーモアがふるってる！
秋葉原に向かい、人混みをかき分け見つけたのは、駆け込み需要で売れている安倍氏関連のおみやげと、取材当時、次期総裁のイスを狙っていた麻生氏のおみやげだった。店頭では「さよなら晋ちゃんまんじゅう」などのポップを使って、お別れ感を演出していた。この手のおみやげが充実するアソビットキャラシティの店員に話を聞いたところ、「安倍総理関連のグッズはもう入荷しないと思います」とのこと。どうやら店頭の在庫限りのようだった。
面白かったのは、おみやげに貼られた宣伝用の「POP」だ。それぞれブラックユーモアが利いていて、立ち止まってしまった。なかには悪趣味なPOPもあるが、政治家への皮肉は少し“キツイ”くらいでいいのかもしれない。
では、そんな秋葉原の様子と購入した土産物を写真で紹介しよう。見納めになる商品も出そうなので、チェックしていただきたい。
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▲人混みでごった返す連休の秋葉原。女性だけグループや家族連れ観光客が多く、もはやオタク街ではない [画像のクリックで拡大表示] |
