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| 図1●米国政府が採用を打ち切る主な暗号規格 [画像のクリックで拡大表示] |
暗号技術でNISTは世界的に影響力を持っているので,日本の企業も切り替えを迫られるのは必至である。
変わるのは,ハッシュだけでない。一つの暗号鍵で暗号と復号を行う「共通鍵暗号」。暗号と復号で異なる鍵を使う「公開鍵暗号」。電子的な印鑑に相当する「デジタル署名」。これらにおいても今後,世界的な「標準」となる規格の切り替えが待ち受けている。
そこで現場のITエンジニアには,10年単位の期間で長く使える暗号技術を見極めるスキルが求められる。パッケージ・ソフトやミドルウエア,OSの暗号の設定を,デフォルトのまま使用し続けるわけにはいかないのである。
「共通鍵暗号」「公開鍵暗号とデジタル署名」「ハッシュ関数」の順に,基本となる暗号技術の仕組みを見ていこう。図のみで説明するので,拡大表示してじっくり見てほしい。