仮想化技術の成熟に伴って,「運用管理の効率化」や「コストダウン」といった大きなメリットが知られるようになった。その半面,「仮想化すれば何でも解決できる」「仮想化すればとにかくコストが削減できる」といったような『誤解』も広がっているようだ。このような誤った認識が,新技術を採用するときのリスクと並んで,失敗を招く原因となっている。

第1回 仮想化の裏に潜む問題 
第2回 システム「延命」の高い代償 
第3回 「簡単すぎる」がくせもの 
第4回 移行後に気付く意外な盲点