CIOの名前が世界で初めて使われたのは、1980年のITカンファレンスでのこと。米ファースト・ナショナル・バンク・オブ・ボストンの上席副社長が、技術に長けてそれをビジネスに応用できるスーパーマンこそがCIOであり、CEOやCFOと同等の重要性を持つポストだと説いた。
目次
- 誕生して25年のポスト、過大な期待とストレス
- CIOに襲いかかる試練、迫るビッグプロジェクト
- CIOに巧みな人間術必須、新技術恐れない堅い基盤
- マトリックス組織の管理、現場主義を貫いて克服
- システム構築に地殻変動?スピード感に大きな格差
- ミッションかビジョンかサラリーマンからの脱皮
- 競合のソフトであっても良ければ使う文化築こう
- みずほ銀CIOがつかんだ全員参加のリスク管理
- CIOのIはイノベーション、改革魂無くしてITならず
- ゼロから銀行システム構築、修羅場からつかんだ大局観
- 挑むのか、守るのか、技術者そしてCIOの想い
- 業務改革あってのIT導入、要は自治体も企業も同じ
- 効果抜群のCRMは,豊富な現場感覚から
- 復活の要はトップの決断、それを全社に伝えよう
- システムに責任を持ちシステムの仕事をしない
- ものづくりの精神をシステムにも取り入れる
- 社員を動かす「見える化」、数値の裏の現場が分かる
- 畑と消費者をつなぐIT、ユーザーと共に楽しむIT
- 標準化への大きな抵抗、業務の設計こそ経営
- 「情報は会社の資産!」、生産管理を徹底しよう
- 信じるところにお金を使う、前トヨタCIOの愚直な挑戦
- 神のスピード世界に通用、スタッフの意欲を数値化
- 大胆なCIO不要論、まず会社の注文をこなせ
- ゴーン氏が納得するROI世界水準のシステムへ
- 外資系で培った大局観、ベンダーよ、アジア目指せ
- カタログからネットへ、アスクルの改革をけん引
- ITを戦略的に使うには?まずCIOの人選から
- 経営が事業に求めるもの、それが分かればITは普遍
- 中小企業版『ザ・ゴール』、ITでボトルネック解決
- ビジネス成果につながる情報システムを目指して
- 異質なものが価値を生む旧NKKと旧川鉄の統合
- 思いつきで改革できない、システムこそが成長の源
- 「情報は産業ではない」、全体俯瞰がCIOの職務
- ものづくりへのこだわり、歴史を伝える事の大切さ