筆者:園田 誠=フリーライター/フリープログラマ
それでは準備を始めましょう。まずはユーザー・アカウントの作成です。Linden Labの日本語公式サイトを開くと,左上にオレンジ色の大きなボタンがあります。ボタンには「日本語ベータ版のダウンロードはこちらから」と書いてあります。ここから日本語対応のクライアント・ソフトをダウンロードできます。まずはこのボタンを押して下さい。
すると,「ソフトウェアをダウンロードする前に…」というWebページに移動します。ユーザー・アカウントを作るには,「初めてSecond Lifeのアカウント登録をされる方はこちらをクリックしてください。」というリンクをクリックします。
日本語の説明があり,ちょっと試すだけならお金はかからない
ユーザー・アカウントの作成も日本語でできるようになっています。先ほどのリンクをクリックすると,登録用Webサイトを選択するページ(図2(a))に移動します。ここで「メルティングドッツ日本語登録というサイトを選んで「JOIN NOW」というボタンを押せば,ユーザー登録サイト(図2(b))に移動します。入力すべき項目は少なく,あっさりしたものです。
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セカンド・ライフのユーザー・アカウントは3種類あります(別掲記事参照)。初めての登録では,無料で利用できる「ファースト・ベーシック」で大丈夫でしょう。
登録ページには「ファーストネーム」と「ラストネーム」という欄があります。ここに記入する名前はあくまでセカンドライフの世界で通用する名前です。自分の本名を入力する必要はありません。それから,セカンドライフは非2バイト圏のユーザーと同じ環境でプレイしますから,名前には半角英数字しか使えません。
図3●ほかのユーザーがすでに使っている名前で登録しようとすると警告が出る [画像のクリックで拡大表示] |
また,セカンドライフでは同姓同名が認められていません。「Makoto」のような一般的な名前はすでに誰がが使っている可能性があります(図3)。重複しない名前を作成して下さい。なお,セカンド・ネームはリストから選択する形になります。
生年月日の欄には注意してください。セカンドライフは18歳未満お断りの世界です。試しに登録するだけだから適当で済まそうと思っている方も,年齢がきちんと18歳以上になるようにしておくことを忘れないでください。
登録が完了した時点で,セカンドライフの利用規約に同意したことになります。利用規約を承認すると,以後何か問題が発生した場合に利用規約を基に判断が下されます。例えば一般的なMMOの利用規約には「サーバー・トラブルで接続できなくなっても,その間の利用料金は返さないよ」とか「人にアカウントを譲ってはいけません」とか「ゲーム内で誰かとトラブルになっても面倒はみないからね」といったことが書かれています。同意しているので,こうした問題をクレームとして運営会社にぶつけても「規約を見なさい」としか言われないわけです。利用規約は執筆時点では英語のみです。邦訳はありません。本稿で公式でない規約を掲載することは誤解を招きますので(規約は変化していくものです),心配な人は翻訳しつつ読んでください。
登録が完了すると,メールが届きます。メールには登録した名前,パスワード,生年月日のほかにクライアント・ソフトをダウンロードするためのサイトへのURLが書かれています。自分が使っているOSに対応するクライアント・ソフトをダウンロードしましょう。ソフト本体の大きさはWindows版で30Mバイト程度です。このクライアント・ソフトは本稿執筆時点ではWindows 2000/XP対応で,Windows Vistaに対応していません。問題なく動くことが多いようですが,どこでどんな障害が発生するか分かりません。Windows Vistaユーザーは,対応クライアントが登場するまで待った方がよいでしょう。
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