テクノロジー・リーダー向けサイト「Enterprise Platform」は,複数の雑誌やWebサイトの記者達によって作られている。今回は,本サイトのプロデューサーA氏が,担当記者達と編集長を招いて開いた暑気払い会の模様を公開する。


A みんな忙しいところ,Enterprise Platformに協力してくれて本当にありがとう。暑気払いと慰労を兼ねて,今日は盛大に飲み食いして欲しい。ビールは飲み放題,ジンギスカンは食べ放題になっている。しかし,全員時間通りに来ているのに,肝心のY編集長はどうしたのか。

S 夕方まで取材で一緒だったのですが,取材の後,「ちょっと人に会ってくる」と言って消えてしまいました。

A 夜になるとYさんは挙動不審だからねえ。お,電話だ。公衆電話からかかってきている。携帯を持っていないY編集長だな。もしもし。ええ,もう始めていますから急いでください。あと5分で来るそうだ。

F 相変わらずYさんは携帯電話を持っていないのですね。

H でもITpro編集部のNさんも,「ケータイ・デバイド」というコラムを書いていたなあ。

N Yさんはあのコラムに書き込まれた読者コメントを読んで感動して,自分でも書き込んだらしいよ。「なぜ俺のコメントは公開されない」と言っていたが,どうもうまく書き込めていなかったらしい。

A コメントシステムも使えないの。YさんはITpro編集委員を兼務しているのだから,それでは困るよな。

Y すいません。ちょっと取材が長引きました。

A よし。これで全員だ。では改めて乾杯!

全員 乾杯!

A こうやって集まってみると,記者のみんなはほぼ同世代なんだなあ。

H そうですね。あ,みんな同期じゃないか。

S YさんがITproのコラムで僕のことを「若手」と書いていましたがもう10年選手なので若手なのかなあと。

Y みんな30半ばなのか。確かに若手ではないな。記者のピークは30半ばと言われているから。

記者全員 ......

A ま,年の話はさておいて,なんだかんだ言って日経コンピュータの関係者が多いね。今日集まった5人に,欠席した1人を加えた6人がEnterprise Platformの主な協力者なんだが,日経コンピュータ記者が2人,日経コンピュータとITproの兼務者が1人,日経コンピュータ出身のITpro記者が1人いるといった具合だ。残る二人のうち,N君はこの間,日経コンピュータに原稿を書いたし。

S あれはいい企画ですね。マイクロソフトのロングホーンのことはNさんが一番詳しいわけで。

A N君,志願したのだっけ。

N 違います。米マイクロソフトのイベントに参加している時,Aさんから「日経コンピュータの特集記事を分担して書け」というメールが送られてきたのです。

H Aさんが日経コンピュータとITproの両方の発行人になってから,兼務とか横断的な話が増えましたね。

複数の記者 (ジンギスカンの肉を焼きながら小声で)Aさんはダースベーダーだからねえ。

A 小さい声で話をしないように。あ,紙のエプロンが破れてしまった。取り替えてもらおう。これで三枚目になるが,なぜ俺だけ破れるのか。

Y (小声で)音圧では。

A 確かに声は大きいけれど,そのせいで紙が破けるはずはない。事務所で大声を出しているのは全員に聞こえるようにするためだ。長として,色々考えてやっているのだから文句を言われる筋合いはない。

Y き,聞こえましたか。

A 兼務もそうだ。僕は雑誌,あなたはWebとか,言っている場合ではない。両方にどんどん書けばいい。そうそう。B君だけ,日経コミュニケーションとITproを兼務していて日経コンピュータと縁がないが,日経コンピュータに書いてもかまわないよ。

B 日経コミュニケーションの編集長は怒るでしょう。

A あの編集長はそういう了見の狭いことは言わないから大丈夫。

Y そういえば,B君,今年ブレイクするネタとして,なんとか動画が面白いと言っていたけれど。

B ニコニコ動画ですね。これは凄いです。年内にユーチューブ(YouTube)を抜き去るでしょう。