日本版SOX法の適用が始まる2008年4月まで,残された時間は刻々と少なくなっていく。特に本格的な取り組みはこれから,という企業にとっては,日本版SOX法対応で最も手間がかかるとされている文書化作業を効率的に実施することが重要だ。内部統制は1年で終わりではなく,長年にわたって継続することが必要なだけに,作業負荷を軽減することが求められている。

 その点,文書の記述例が記載してある「文書化テンプレート」を活用することは非常に有用だ。本特集では,文書化テンプレートの製品を選択する際に留意すべき3つのポイントを解説する。最後に,文書化をはじめ内部統制整備に取り組む中堅・中小企業を支援する新たなサービスの動きを紹介する。

<目次>

■文書化テンプレート,製品選択の決め手

無償から500万円クラスまで種類は多彩 
【ポイント1】文書の種類 ―― 3点セット以外に注目 
【ポイント2】ツールの利用 ―― 導入予定ならセット購入を 
【ポイント3】記述内容 ―― 粒度は実物を見て判断 

■文書化支援サービスに新たな動き

「早く、安く」の中堅・中小向け文書化支援サービス