携帯電話サービスを大きく変えるポテンシャルを持った技術が登場した。ユーザー宅内に設置可能な超小型携帯電話基地局「フェムトセル」だ。2007年後半から2008年にかけての商用化を目指し,世界中の通信事業者やベンダーがこぞって取り組みを進めている。フェムトセルで携帯電話サービスはどのように変わるのか。その核心に迫る。
(1)フェムトセルはユーザーにどんなメリットをもたらすのか?(2)ベンダーによって異なる実現手法
(3)干渉制御やハンドオーバーにも対応
(4)投入表明したソフトバンクとNTTドコモは何を目指す?
(5)残る課題,国内では制度改正が必須?