いよいよ夏のボーナスが到来!「あれも買いたい、これも買いたい」と物欲をふくらませ、今すぐにでもお店へ駆けつけたい人も多いだろう。しかし、ちょっと待っていただきたい。店頭にはズラリと商品が並んでいるが、毎度のことながらそこから自分に最適な1台を選ぶのは至難の業だ。買い物で成功を収めるには、シッカリとした“ビジョン”を持って挑まねばならない。

 そこで本コラムでは、いま旬のAV機器の買い方をプロの目を通してご紹介。売れ筋商品をガイドするのは、販売のプロである大手量販店のフロアマネージャーだ。

 今回はお手頃価格の製品がそろってきた、大型薄型テレビの買い方をご紹介しよう。話を伺ったのは、「ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba」4階テレビ売り場の村山幸太郎サブマネージャーだ。早速、売れ筋分析の開始だ!(鈴木 桂水=フリーライター)

デジタルARENAより転載)

予算を抑えた?低価格商品が人気トップ

 まず売れ筋ランキングを見ると、高精細なフルHDモデルではなく、ワイドXGAの32インチテレビ、シャープの液晶テレビ「AQUOS LC-32D10シリーズ」がダントツのトップ。繊細な画質よりも、まずは予算を抑えて薄型テレビを購入したいという購入者が多いようだ。続いて松下電器産業のプラズマテレビ「VIERA」に人気が集まっている。

「ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba」テレビ売れ筋ランキング
(2007年6月6日時点)
順位 企業名 製品名 金額
【第1位】 シャープ AQUOS LC-32D10シリーズ 13万2500円
【第2位】 松下電器産業 TH-42PZ700SK 34万6500円
【第3位】 シャープ AQUOS LC-37GX2W 24万600円
【第4位】 日立製作所 P37-HR01 24万7200円
【第5位】 ソニー BRAVIA KDL-40J5000 23万7500円

最初に、売れ筋の価格帯について教えてください。

村山幸太郎サブマネージャー:売れ行きが好調なのは32V型、37V型の液晶テレビです。価格帯は20万円前後の製品の売れ行きがいいですね。

 20万円前後とは意外と低い……。おそらく取材時は本格的なボーナスシーズンを迎える直前の6月半ばだったので、比較的予算を抑えた購入者が多かったのだろう。ボーナスの支給後は、40V型オーバーで30万円クラスの製品の売れ行きがホットになると予想できる。

今回お話を伺った「ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba」4階テレビ売り場のビジュアルチームソリューションプロフェッショナルの村山幸太郎サブマネージャー。「すべての薄型テレビを比較して選べます。製品選びで迷ったら、ぜひご相談ください!」
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