図 wxp-infoという名前のホストが持っている全NetBIOS名を一覧表示した画面
図 wxp-infoという名前のホストが持っている全NetBIOS名を一覧表示した画面
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nmblookup -f NetBIOS名

 LinuxマシンからWindowsマシンと通信するためのコマンドであるsmbclientやsmbmountなどを使う際に,接続先として指定する相手について確認したいことがあります。このようなときは,nmblookupコマンドを使って相手のNetBIOS名がネットワーク内に存在するか,またどのIPアドレスを持つかといった名前解決に関する内容を一覧で確認することができます。

 このときに,-Sオプションを指定することで,問い合わせによってNetBIOSの名前解決が行われたホストの持つ,すべてのNetBIOS名を一覧表示することができます(図)。また,nmblookupを実行するホストが複数のインタフェースを持つ場合には-Bオプションで問い合わせ先のブロードキャスト・アドレスを指定することが可能です。

 なお,通常の問い合わせでも,最後に指定するNetBIOS名の最後に「NetBIOS名#タイプ」とタイプを指定することができます。図の例では,ポップアップ・メッセージ送信のあて先として使う「メッセンジャ・サービス」のタイプの番号である<03>を指定して動作を確認しています。