■問1 以下は,UDPを説明した文章である。空欄[ a ]~[ d ]に当てはまる字句を選択肢から選べ。

UDPは,IPで通信する相手との間で[ a ]同士を結びつける役割を提供するプロトコルである。そのために使う識別情報として[ b ]を利用する。[ b ]は,パケット中の[ c ]に書かれており,0から[ d ]までの値を設定できる。[ c ]には,[ b ]のほかに長さ(Length)とチェックサム(checksum)の二つの情報が書かれている。これらを加えた[ c ]の合計サイズは[ e ]バイトになる。

選択肢 [ a ] [ b ] [ c ] [ d ] [ e ]
パソコン
信頼できる
UDPヘッダー
アプリケーション
UDPデータ
シーケンス番号
ポート番号
オプション・フィールド
8
20
1023
65535

■問2 以下の二つの図は,UDPを使ってアプリケーションが通信する様子を示したものである。図中にある[ a ][ b ][ c ][ d ]について,選択肢の中から正しいものを一つ選べ。

図●問2
図●問2  [画像のクリックで拡大表示]

選択肢 [ a ]   選択肢 [ b ]
作る UDPスタック
作らない 再送信は不可能
どちらでもない アプリケーション

選択肢 [ c ]   選択肢 [ d ]
UDPのみ MACヘッダーのみ
TCPのみ MACヘッダー+IPヘッダー
どちらも可能 MACヘッダー+IPヘッダー+UDPヘッダー

■問3 [ a ] IP電話で音声のやりとりにUDPが使われる理由として正しいものを選べ。

音声を乗せたパケットが消えてしまったら再送する必要があるから
音声を乗せたパケットを相手に途切れることなく届ける必要がある
音声を乗せたパケットを送出する速度を調整する必要があるから
音声を乗せたパケットが相手に届いたことを確認してから次のパケットを送る必要があるから

■問3 [ b ] UDPの通信処理がTCPよりも「軽い」と言われる理由として間違っているものはどれか。

やりとりするパケット数がTCPよりも少ない
通信状態を管理しないので通信ソフトにかかる負荷がTCPより小さい
UDPはコネクション確立などに使う制御用パケットをやりとりする必要がない
UDPはポート番号でアプリケーションを識別しない


【まとめ--UDPのしくみ】

図●まとめ--UDPのしくみ
図●まとめ--UDPのしくみ
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 まずは修了テストを受けてみましょう。そして間違ったところを確認しましょう。